そして適切な言葉を探す上で、四大奉仕部門を再検討していたところ、クラブ奉仕と職業奉仕はどちらも人生を謳歌し、善き市民となるよう私たちを導いてくれるものであると気づいたのです。また、社会奉仕と職業奉仕を合わせるなら、地元の地域社会をより住みやすく、働きやすい場所にすることができるでしょう。一方、国際奉仕は、国や大陸を異にする海外のクラブと協力し、世界理解、親善、平和を広め、世界をより良い場所にするための機会を、私たちに与えるものです。
ロータリーが、ロータリー・クラブの連合体であると同時に、奉仕の精神から成り立っていることを忘れてはなりません。私たちは、「奉仕」「親睦」「多様性」「高潔性」「リーダーシップ」というロータリーの中核となる価値観を分かち合う必要があるのです。ロータリーの中核となる価値観を分かち合う必要があるのです。ロータリーの真髄を表す多くの語句を検討した結果、ロータリーの現在の使命を表し、私たちの業績を強調するために、私たちが得意とすること、すなわち、次のテーマを最終的に選びました。
地域を育み、大陸をつなぐ
この簡潔な語句が、ロータリアンとしての私たちの存在と私たちの活動を的確に言い表すものであると賛同していただけることを願っております。ロータリーは世界でも比類のない優れた組織です。私たちは、地元地域社会の精神とリソースを育んでいます。また、住みやすく働きやすい世界をつくるために、世界中の人々の善意をつないで協力と支援を得ることにかけては、世界でも私たちの右にでる団体はないでしょう。エド・カドマン元会長の言葉どおり、「ロータリーは、画一化ではなく、結束である」のです。ロータリアンである私たちは、誠に恵まれています。
2010-11年度会長賞を検討するにあたっても、私はこれと同じ哲学を用いました。私は四大奉仕の各部門が等しく重要であるという考えに基づき、クラブが四大部門のすべてにおける成果を確認することができるよう、質問形式による新しい表彰プログラムを設けました。さらに、この表彰とは別に、年次会長賞を何度も受賞し続けているクラブのチャレンジ精神に応えるためにさらに上のレベルの特別賞も加えることにいたしました。
私たちが親睦と奉仕のレベルアップを図り、1910年に初のロータリー大会を開催した国際ロータリーを奉仕の第二世紀に向けて前進させていく中で、この質問形式を用いた新しい用紙がクラブと地区ガバナーの皆さまに役立つものとなることを願っております。
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